小型グリーンレーザー用コンポジット結晶
結晶両端面に共振器コーティングのため、LD入射のみでグリーン光発振

マイクロチップグリーン結晶 (DPM)はLD励起レーザー用として、グリーン光を発生させるデバイスです。DPMはNd:YVO4レーザー結晶とKTP非線形結晶で構成されています。結晶両端面には、コーティングが施されているためLDを効率よく入射するだけで高い変換効率でグリーン光を発振させることが可能です。DPMは低出力タイプ ( <10mW @532nm) と高出力タイプ ( 5-60mW @532nm)が用意されています。

1. 低出力マイクロチップグリーン結晶 (DPM)

グリーンレーザーポインターに代表される低出力用です。　LDの入力パワー300mW @808nm以下で使用する結晶です。グリーンの出力パワーはおよそ10mW @532nm程度です。使用時には結晶固定を兼ねた放熱機構が必要です。

DPMデバイス構成

　　　　　　　　　　　　　　　　　　低出力DPM発振効率データ

Model DPM - 低出力　仕様

コーティング入射面：

 HR(R>99.8%) @1064nm, HT(R<5%) @808m, HR(R>99%) @532nm

 HR(R>99.8%) @1064nm, HT(R<5%) @532nm

2. 高出力マイクロチップグリーン結晶 (DPM)

レーザーディスプレイ（例えば３Dレーザー、クラブレーザー、ディスコレーザー）用の高出力用です。　LDの入力パワー500mW @808nm以下で使用する結晶です。グリーンの出力パワーはおよそ60mW @532nm程度です。使用時には結晶固定を兼ねた放熱機構が必要です。2種類の結晶はオプティカルコンタクトによって接合されているため接合面での劣化、ダメージを抑えます。

DPMデバイス構成

　　　　　　　　　　　　　　　　　　高出力DPM発振効率データ

Model DPM - 低出力　仕様

コーティング入射面：

 HR(R>99.8%) @1064nm, HT(R<5%) @808m, HR(R>99%) @532nm

 HR(R>99.8%) @1064nm, HT(R<5%) @532nm